漫画本1055冊を自炊した僕の電子書籍化している手順と方法

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自炊歴も3年を超え、電子化した漫画は1000冊以上。
並べると150坪分!かなり省スペース化できました。

漫画の電子書籍化の手順も固まってきたので、まとめておきます。

電子書籍化の完成イメージ

漫画自炊後Sidebooksにて閲覧

上の画像は電子化したものをiPadのSidebooksで表示したものです。

対象:宇宙兄弟20巻

ファイル形式:JPEG
枚数:213枚
ファイルサイズ:110MB

表紙カバー:1枚(カラー)
表紙:裏表2枚(カラー)
本体:208枚(グレースケール※カラー部分があればカラー)
裏表紙:裏表2枚(カラー)

準備する自炊道具

スキャナーと裁断機とディスクカッターを使っています。
全部揃えようと思うとだいたい10万円くらいかかります。
どれも有名で高評価な道具だけあって、使い心地は素晴らしいです。

スキャナ:ScanSnap iX500

裁断機:ダーレ社(DAHLE) DURODEX 200DX

ディスクカッター:カール事務器 ディスクカッター DC-230N

自炊する本を決める

漫画電子化自炊対象本宇宙兄弟

電子書籍化したい本を決めましょう。

慣れていない人は新しい本から始めることをお勧めします。古い本だとホコリが多くて綺麗にスキャンできず、いきなり挫折してしまう可能性があります。

同時に作業する本は同じ大きさがいいと思います。後続の作業が楽になります。
1度の作業でやりきれる分量にしましょう。裁断してしまうと保管するのも大変です。

自炊する漫画のフォルダを作成

漫画電子化自炊フォルダ構成

1.新しいフォルダを作成
2.電子化する冊数分フォルダをコピー&ペーストする
3.「宇宙兄弟巻」という文字列をコピーする
4.3.の文字列をペーストし巻数を入力する
5.タブを押下し次のフォルダ名変更へ移動する

僕はフォルダ名は「漫画タイトル01巻」としています。作者の名前を入れたりして、自分が扱いやすい名前にしましょう。

表紙カバーと漫画本体を分離する

漫画電子化自炊表紙カバーを外す

僕の場合、帯や中に挟まれている広告はスキャンしないので、そういったものは全部捨てます。
確認しておかないとスキャンされてしまうので注意しましょう。

表紙カバーの裁断

表紙カバーの裁断はカール事務器 ディスクカッター DC-230N(以後カールDC-230N)の出番です。
表紙カバーを切るにはダーレ社(DAHLE) DURODEX 200DX(以後ダーレ200DX)では切断面が見にくいので作業しにくいです。

漫画電子化自炊表紙カバーの左側裁断

分離した表紙カバーは重ねてカッターで切りとします。(表紙カバーの左側を切る)
折り返す部分が目印ですので、そこに合わせて切り落とします。

漫画電子化自炊表紙カバーの右側裁断

重ねた表紙カバーの右側(背表紙側)を切り落とします。
僕は1枚ずつ作業しています。一気にやろうとすると断面を揃えにくいです。

漫画電子化自炊表紙カバーの裁断後

表紙カバーの裁断後はこのようになります。

漫画本体の裁断

ここでダーレ200DXの出番です。
漫画自炊裁断機ダーレ200DX縦置き

ダーレ200DXを縦置きしているときのサイズ感です。だいたい宇宙兄弟と同じくらいですね。

裁断機ダーレ200DXで裁断前の状態

宇宙兄弟をダーレ200DXにセッティング。位置の確認は赤いラインと刃の位置と爪の感じで見ています。

裁断機ダーレ200DXと宇宙兄弟の隙間

宇宙兄弟20巻と裁断機ダーレ200DXの刃との隙間は5mmくらいあります。
※ダーレ200DXより裁断面が3㎜小さいダーレ180DXでもぎりぎり裁断できると思います。

本のサイズが同じであれば、どんどん裁断できます。
僕は一応切る場所を変えながらやっています。

裁断機ダーレ200DXで裁断後の切り口
裁断後はこんな感じです。切り口が若干斜めなってしまいます。これくらいカットすると糊が残らないです。(だいたい5㎜くらい)

ScanSnap iX500の設定

ScanSnapの設定は以下の記事を参考にしてください。裏写りの軽減効果や圧縮率の違いなども検証しています。

漫画自炊時のScanSnap iX500の設定と効果確認(カラー/グレー、裏写りあり/なし、JPEGとPDFのファイルサイズ差、圧縮率による違い)
漫画を1000冊以上電子書籍化してきました。本を積み重ねると20メートルくらい。マンション7階分を省スペース化できました。 漫画自炊の...

表紙カバーと表紙のスキャン

漫画自炊ScanSnapiX500表紙カバースキャン

表紙カバーを下向き、裏向きにいれる。※原稿の向きはScanSnap設定で変更可能

作業効率としては、表紙のカラー部分を一度に全冊数分取り込んでファイル名を変えるほうが良いです。僕は気分転換も兼ねて、1冊ごとにScanSnapの設定をカラー/グレーで変更しながら作業しています。

本体の裁断面の確認

漫画自炊裁断面の確認

本体投入前にページがくっついていないか確認します。

学校の先生みたいに本体をぐにぐに(上下に半円に折り曲げる)してください。そうするとページが少しずつずれて捲りやすくなります。ずれたページをペラペラと捲っていってくっついているところがないか確認します。

人間の感覚はとても鋭く、重なっている部分は99%検知できます。
これをやらずにScanSnap iX500側で重複検知した場合、慣れている人でも対応に1分以上はかかります。最悪の場合、紙送りに失敗して、紙面に折り目がついてしまうこともあるのでチェックは必ず実施しましょう。

漫画本体のスキャン

漫画自炊ScanSnapiX500本体スキャン

スキャンの前にScanSnap iX500の前にペットボトルなどの重りを置くと、そこで紙が止まるので、スキャン後のページがバラバラになりづらいです。
僕は大体80ページ分(40枚)くらいを複数回に分けてScanSnap iX500に投入しています。
(事項で紹介する白い線対策のため)

スキャン状態の確認(白い線)

漫画自炊白い線

何を見ているかというとScanSnap iX500の構造上の問題で、少なくない頻度で小さいゴミやホコリや糊で白い線が入ります。

ScanSnap iX500の構造上、上側(裏のページ側)に白い線が出やすいです。
下側は糊の影響を受けやすいです。

白い線を見つけた場合、僕は再スキャンしています。気にならない人はそのままでOKです。
大量に発生した場合はすべて削除してもう一回すべてやりなおし、少しの場合は対象ページのみ対応します。
すべてやり直す場合は、ScanSnapの掃除をします。
一部やり直す場合は、上側のページを下に向けてスキャンすると白い線がでにくいです。

この確認作業にかなりの時間がかかるので、自動補正や検知するアプリを知っている人は教えてください。(どうやら富士通のFI-7160というスキャナに付属しているらしいですが、それだけのために買える金額ではないです…)

裏表紙のスキャン

ScanSnap iX500の設定をカラーに変えて裏表紙を取り込みます。

やり方はいままでと同じです。

裏表紙が不要な人は飛ばしてください。

ScanSnap iX500の掃除

ScanSnap内には小さなほこりや汚れがたまっていきます。
調子がいい時で3冊くらい、調子が悪いときは数ページで白い線が発生します。

ほこりがスキャン部分に乗っているだけなら白い線の発生はすぐに収まります。
糊などの汚れの場合、後続のページにずっと白い線が続きます。その時はScanSnapを開けて掃除しましょう。

掃除道具
・ティッシュ(眼鏡ふきの方が屑が出ないかもしれません)
・水かアルコールの霧吹き
・ハンディワイパー
・ブロアー(自分の息くらいの強さ)

掃除のやり方
1.ティッシュを水かアルコールで軽く湿らせる
※アルコールを使用した場合は、ゴム部に触らないように注意しましょう。
2.スキャン面を拭く(糊がついている場合はゴシゴシしないと取れない)
3.拭いた部分が乾いたらハンディワイパーでほこりをふき取る
4.自分の息かブロアーでほこりを飛ばす
※ブロアーは威力が強すぎて機械の内部でほこりを押し込む可能性があるので、離れた位置からほどよい風を送りましょう。息を吹きかける程度の威力でOK。

Amazonプライムのアップロード

amazonprimeへ漫画自炊ファイルをアップロード

Amazonプライムはイメージファイルであれば制限なしで保存できます。
そのためにスキャンデータをJPEGにしています。PDFにすると5GBまでしか保存できません。
1冊は通信環境にもよりますが、1分でアップロードされます。

フォルダをZIP化

電子化フォルダをZIP化

Amazonプライムへアップロードしたあと、電子書籍リーダで読めるファイル形式にします。
ここではZIP化していますが、電子書籍リーダが読み込めるのであればPDFでもフォルダのままで問題ありません。

自炊リーダに格納

僕が利用している電子書籍リーダは以下で紹介していますのでよかったら参照してください。

自炊漫画閲覧におすすめの無料アプリ【SideBooks・leeyes】
各社から電子版の漫画が販売されるようになってきて、自炊のブームが下火になってきたような気がしてなんだか落ち着きません。 しかしながら、...

いかがでしたでしょうか。
漫画の電子書籍化についてご質問があればお気軽にどうぞ!

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コメント

  1. 宮里 より:

    分かりやすく参考になりました
    ありがとうございます

    • パンサー より:

      宮里さん
      コメントありがとうございます。
      そう言ってもらえると励みになります!

  2. しゅん より:

    分かりやすく助かりました。
    スキャナーは両面スキャン出来るスキャナーなんですか?
    それともひっくり返しているのですか?

    • パンサー より:

      コメントありがとうございます。
      返信が遅くなりまして申し訳ございません。
      スキャナーは両面のスキャンができます。
      紙をひっくり返すという作業は不要です。

  3. はじめての自炊 より:

    自炊になかなか踏み出せないでいましたが、漫画に特化したポイントを説明して下さっていて、これなら自分にもできるかもと思えてやっと踏み出すことができました。
    押さえた方が良いポイントや、個人の好みで判断すればいい所などが分かりやすいです。

    もしよろしければ質問させて頂きたいのですが
    閲覧用のアプリなどはまだ持ったことがなく、いずれ導入することを考えつつ、とりあえずデータにしておきたいと思い作業しているのですが(そのため汎用性の高そうなPDFで取り込んでいます)

    スキャンしたデータは、最終的に一つのファイルにまとめていらっしゃるのでしょうか?
    というのは
    (1)表紙のカラーファイル、
    (2)本文のグレーファイル(2,3回に分けて取り込む場合はファイルが2,3個出ると思います)、
    (3)裏表紙のカラーファイル
    といったように、1冊の本に対していくつかファイルが出来ると思います。
    これらのファイルは最終的に、「表紙+本文+裏表紙」をまとめた一つのファイルにされているのでしょうか?

    教えて頂けましたら嬉しいです、よろしくお願いいたします。

    • パンサー より:

      コメントいただきましてありがとうございます。
      返信が遅くなりまして申し訳ございません。
      ファイルの管理方法ですが、漫画に関しましてはjpegでスキャンしております。
      1冊スキャンが終わったら、jpegファイルをまとめてzipファイルにして保存しています。
      このzipファイルをSideBooksに入れて読んでいます。
      ※AdobeのAcrobatを使えば後からでもjpegファイルからPDFも作成できます。(逆も可能です。)